車のナビも年々進化して、DVDだけでなく自分で作成した動画をSDカードで見る事も可能になって来てます。今回はパイオニアのサイバーナビで、視聴可能なMP4を「TMPGEnc Video Mastering Works」での設定方法を解説していきます。
今記事対応機種の パイオニア サイバーナビ
パイオニアサイバーナビにも各世代があり、それにより対応の設定値が変わります。
今回の記事では筆者の使用ナビ 「AVIC-CL911-DC」での説明とさせて頂きます。
型番の真ん中「911」でサイバーナビのバージョンがわかります。同世代の機種も同じ設定で動作可能だと思われます。最新機種の「912Ⅲ」の説明書を見るとビデオファイルの互換性に変更はなさそうなのでそのまま利用しても動作できると思います。
今回の設定で動作すると思う機種 | 最新機種 |
AVIC-CQ911 / AVIC-CQ911-DC | AVIC-CQ912Ⅲ / AVIC-CQ912Ⅲ-DC |
AVIC-CL911 / AVIC-CL911-DC | AVIC-CL912Ⅲ / AVIC-CL912Ⅲ-DC |
AVIC-CW911 / AVIC-CW911-DC | AVIC-CW912Ⅲ / AVIC-CW912Ⅲ-DC |
AVIC-CZ911 / AVIC-CZ911-DC | AVIC-CZ912Ⅲ / AVIC-CZ912Ⅲ-DC |
動画の基本設定内容
DVDではなくUSB/SDカードで動画は利用した方が画質も上げれますし、ファイルの書き換えにも便利です。以下に USB/SDカードのMP4ファイルでの設定を記載します。
ビデオコーデック | MPEG-4 / H.264 / H.263 |
オーディオコーデック | MP3 /AAC |
最大解像度 | 1920×1080 ピクセル |
最大フレームレート | 30 fps |
最大サイズ | 4 GB |
最大ビットレート | MPEG-4 (40Mbps) / H.264 (50Mbps) / H.263 (20Mbps) |
動画変更の設定 (TMPGEnc Video Mastering Works)
では具体的な動画変更の設定を説明していきます。筆者はPEGASYSの「TMPGEnc Video Mastering Works6」を利用していますので、それに合わせて説明していきます。
ストリーム形式 | H.264/AVC | H.265は動作しません |
プロファイル | High@自動(Level4.1) | |
解像度 | 1280×720ピクセル | 1920×1080も可能 |
フレームレート | 29.97fps | ソースに合わせて下さい |
ビデオタイプ | プログレッシブ | 設定しないとちらつき出ます |
映像ビットレート | 6.5Mbps | バランスの取れた数値かと |
最大ビットレート | ソースの最大値 | |
音声ビットレート | 320 | 最大 |
各値は最大値です、上記設定で収めておけば動作再生には問題ないと思います。
ファイルサイズを小さくする為に数値以内ならば設定値を下げても良いかと思います。
特に以下の点は私のこだわりの部分です。
サイバーナビの解像度は1280×720ピクセル 1920×1080にしなくても良い
チャプター機能を使いたい際は、ファイルを個別に作成して同じフォルダに入れればOKです。
ファイルとファイルで少し無音ができますが気になる程度ではありません。
車の中で動画を見たい時はスキップも使いたいですしね。
総評
サイバーナビはAV機能が充実したナビゲーションです。自分で作成した動画をSDカードに気軽に入れてロングドライブも楽しめる商品です。
上記設定を参考にオリジナル動画で最高の車内エンターテイメントを楽しみましょう。